*...*...* 遙かなる時空の中で 3 ありあけの歌 *...*...*
【データ】
 発売日:2006/3/22
 タイトル:遙かなる時空の中で 3 ありあけの歌
【内容】
 Track1:魂という赤紅き熱風よ(有川将臣)
 Track2:瑠璃イナズマの決意(源九郎義経)
 Track3:電光石火の恋(ヒノエ)
 Track4:満月の雫は媚薬(武蔵坊弁慶)
 Track5:流星の弓矢となりて(有川讓)
 Track6:道化者の哀しき嘘は(梶原景時)
 Track7: 霧雨の繭の中で(平敦盛)
 Track8:壇ノ浦にて(リズヴァーン)
 Track9:めざめの尋ね人(白龍/成長前)
 Track10:万象の守り人(白龍/成長後)
 Track11:馬酔木の花幻想(梶原朔)

■ Track1:魂という赤紅き熱風よ(有川将臣)

将臣くんと一緒にカラオケに行ったらこんな感じなのかしら?
という感じの明るめの曲。
ただ、三木さんのお歌をこんなにじっくり聞くのは初めてだからなんだけど、
その、あまり、お歌は好き、じゃない、タイプさん、なのかな…?(失言ごめんなさい)
正直、その、将臣くんが歌ってる、という風には聞こえない、ちょっと高めのお声でした。

「♪たとえ すれ違う日々も たとえ 戦いの日々も たとえ 遠ざかる日々も
 …変わらずにいてくれ…」

幼馴染みで、遙か版「ロミジュリ」の2人。
もし、あのとき手を離さなかったら、どうなってたのかな。
譲くんが嫉妬しちゃうくらい、いつも2人で一緒にいたんだものね。

「♪敵味方に何故分かれて 巡り会うのだろう」

飄々としながら、心の中で苦しんでいたのかな…(泣ける)
■ Track2:瑠璃イナズマの決意(源九郎義経)

全体的にこのCDは、前奏が多めかな、と思って聞いていたのですが、
この曲の前奏、とても雰囲気があってイイです〜。
(途中で、T.M.Revolutionに聞こえたところがありました/笑)

「♪運命の罠 真実の罪
 果て無き闇も切り裂け 鮮やかな決意で」

というところが、いかにも九郎さんらしかったかなあ。

言っても仕方なくて、多分、九郎さんが衣川で亡くなったのは歴史上の事実かもしれないけれど、
いろんな伝説が伝えるように、九郎さんがどこかで生きていてくれたら、いいなあ。
望美ちゃんのような素敵な女の子と、モンゴルでもどこでも、安住の地を見つけてくれていたら、と思います。
■ Track3:電光石火の恋(ヒノエ)

あ、あの…。
やたらめったら色っぽいです。直純さん!
ヒノエのウィンクしている顔が動画で浮かんでくるのは、ポッキー仕様、だとして…。

曲想も(お、コルダっぽい)、色気のあるトランペットがあちこちに入っていて、素敵です。
歌詞はひたすら甘くて、酔います。素面(しらふ)でも酔います(断言)

「♪赤い夕陽は、オレの燃える心 海は全部オレの涙」
「♪その眼差しで そのため息で 感じるところを 教えて」

日本人にはレアな、ラテンだな…。
■ Track4:満月の雫は媚薬(武蔵坊弁慶)

宮田さんの神曲ですね(≧▽≦)
初めて聞いたときには、艶っぽい曲ね、という印象。
何度も聞くにつれ、奥に隠されている弁慶さんの葛藤を見た気がして、胸がイタくなりました。

──── この曲を歌ってる遙かDVDも大人買い(笑)
ちょっと旬が過ぎているからかな、かなりお安く手に入れました。

弁慶さんの名ゼリフ、

「♪君はい〜けない人ですね〜」

も、健在。
DVDの中、

「♪君を このまま 漆黒の衣で 隠しても隠せない まぶしさ」

のところでは、宮田さんが、エア衣?をまとって踊っていました(マニアック…)

名曲です(断言)
■ Track5:流星の弓矢となりて(有川譲)

譲くん…、すごく後ろ向きですよ!?
どうしよう(汗)、どうしたらいいの…。

物心ついた頃からずっと、手が届きそうで届かない一歩先に、兄さんと望美ちゃんがいたからかな、
譲くん、すごく自己評価が低いと思う(きっぱり)

気が利くし、腰も軽いし、段取りもいいし、お料理できるし!(そこか?)
遙か3メンバーで、ありのままの望美ちゃんを受け入れてくれるキャラだと思うんだけどな…。

「♪いつでも置き去りになるだけ
 なぜふたりに追いつけないのだろう」

小さいときはそうだったかも、だけど、今は、大丈夫。
ちゃんと望美ちゃんを抱きかかえられるだけ、大きくなったよ。

「♪心はあなたに届かない」
そんなことない、ちゃんと届くよ。望美ちゃん、ちゃんとあなたの気持ち、わかってる。

──── 譲くん専属カウンセラー誕生です…。
■ Track6:道化者の哀しき嘘は(梶原景時)

井上さんの美声が楽しめる曲です〜

「♪君に花飾りかけながら 背中には銃を隠す
 こんな嘘つきな道化者の 悲しみを殺して」

と歌っていた景時さん。

「♪君の微笑みは奪えない 宿命に銃を向けようか」

と変わっていくサマが切なくて愛しいです(≧▽≦)
■ Track7: 霧雨の繭の中で(平敦盛)

保志さんの甘いお声が楽しめる曲です。

あっつん…。最初は、なんて後ろ向きなキャラなのかしら? と思ったけれど、
プレイすればするほど、彼の温かさが伝わってきて、今では大好きなキャラです(≧▽≦)

「♪あなたを思い浮かべて、怖れる。
 美しい姿を、この手で傷つけたらと」

怨霊であること、我を失ってしまうこと。
たえず苦しみながら、それでもなお神子の力になれたら、と思う敦盛さん。

──── これだけで、夜通し語れそうです(≧▽≦)
■ Track8:壇ノ浦にて(リズヴァーン)

いいんです。リズ先生はそこにいてくれるだけでいいの。歌ってくれなくていいの。

な、曲、ウソ、語りです。
石田さんの名演技が光ります。
石田さんもたくさんのお声を持つ方だと思っているのですが、
リズ先生のような深みのあるお声が好きです。
リズ先生と、一緒に山里で暮らすのもいいなあ…。

(と、このトラックの語りになってない!!)

「お前が生きていてくれることだけが私の願いだ」

実は、八葉の中で、神子への思いが一番強いのはリズ先生なのでは? と思うこのごろ。
幾千の出会いの中で、幾千の別れをしてきた人。
神子が存在することが、先生の存在意義なのだろうと思います。
■ Track9:めざめの尋ね人(白龍/成長前)

ちょ……っ。白龍(子ども)、美声すぎる、可愛すぎる!!
育江さん、お上手だなあ…(放心)
ただ、ちょっと、白龍が歌ってるようには聞こえない、かな…。滑舌絶品、かつ、流暢すぎるかな。

この曲のイチバンのフレーズは、1番最初。

「♪私はちいさな逆鱗になって あなたを探してここまできたよ
 さむくてつめたい時空の狭間 あなたを探してここまできたよ」

怖かったよね。淋しかったよね…(泣きそう)

歌詞はとても熱いのですが、女性のお声ということと、白龍(子ども)ということで、
さわやか、に、すんなり聞こえます。素敵。
白龍ルート、プレイしなおしてみます!
■ Track10:万象の守り人(白龍/成長後)

こちらは成長後の白龍、ということで、置鮎さんの色っぽいお声が響きます。
イチバン思いのこもったフレーズは、

「♪私はあなたの龍 あなたのためなら逆鱗をあげる。
 私はあなたの龍 あなたのためならなんでもできる」

かなと思います。
初めてプレイしたときの、バッドエンドを思い出すなあ…。

「神子、生きて……」

あのあと、どうにも切なくてどうしても再プレイする気になれず、1ヶ月放置してたのでした。

…えっと、個人的に、筋肉ムキムキの方が苦手で、
あの白龍の衣装、胸元がもう少しどうにかなっていたら、私としてはよかったかも(小声)
■ Track11:馬酔木の花幻想(梶原朔)

朔ーーーー!(≧▽≦)
なんだろ、朔と一緒にカラオケに行ったなら、こんな可愛い声でアップテンポの曲を歌ってくれるの?
可愛くて、テンポもよくて、色っぽくて。

「♪あなたの他は、入れないよう 心をそっと凍らせる」

黒龍…。罪だよ。こんな可愛い人を置いて行ってしまうなんて…。
と、それをいうなら、

応龍を滅したあなたが罪人だよ、弁慶さん。

悲しみを通り過ぎた人が持つ美しさというのかな。
朔、優しくて、景時さんには厳しくて(笑)、大好きです。
【感想】

遙か3の世界観にどっぷり浸かれました(幸せ)
歌詞を考える方、本当に素晴らしい、って思います。

お歌も、お上手な方が多いからでしょうね。とても聞き応えがありました!

今回、その、弁慶さんの「満月の雫は媚薬」は、「キャラクターコレクション3 地の朱雀」で、
すでに知っていたからでしょうね。
激しい感動、というよりは、穏やかな、優しい感動がありました。

意外にも感激したのが、
 Track9:めざめの尋ね人(白龍/成長前)
 Track11:馬酔木の花幻想(梶原朔)
の2曲。

旋律も素敵だし、声も素敵。
なにより、歌詞が素晴らしい。
朔、白龍。どちらも脇役のキャラ、って思っていたけれど、
彼らの視点で神子を見たら、お話に奥行きが出てきそうな気がします。
そう思えただけで、価値のある1枚でした(≧▽≦)
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