*...*...* キャラクターコレクション3 地の朱雀 *...*...*
【データ】
 発売日:2006/9/27
【内容】
 Track1:玲瓏なる覚悟よ(武蔵坊弁慶)
 Track2:夜籠りの夢(彰紋)
 Track3:満月の夜は媚薬(武蔵坊弁慶)
 Track4:宵闇と秋風の薫物合を(彰紋)
 Track5:紫陽花の残夢で会いましょう(武蔵坊弁慶)
 Track6:ひとつきりの薫物(彰紋)
■玲瓏なる覚悟よ(武蔵坊弁慶)

 玲瓏、です。『レイロウ』…。ン十年生きてきて、読み方すら知らなかった単語です(笑)

 『玲瓏…玉のように美しく輝くさま。さえて鮮やかなさま。』
 だそうです。
 
 しっとりと歌い上げている宮田さんは神(≧▽≦)
 
 ・瞳を閉じれば 君が見える
 ・この僕も消えて ただ無に帰れる
 ・瞳を開けても 君が見える
 ・すべてを堰き止め 盾となり 散る
 
 キャラソン、って今まで、その…。
 なかなかキャラが歌っているようにに聞こえないなあ、という私の考えを覆してくれた歌になりました。
 これは、弁慶さんが歌ってる曲だ、って素直に思えました。

 平泉から、弁慶さんの立ち往生のシーンですね。
 初めてキャラソンで泣いた曲です。
■夜籠りの夢(彰紋)

 ──── 私、遙か2、未プレイなんですけど!
 
 と思いながら聞いた曲、です。
 彰紋? そもそも、彰紋、さん、なのか、彰紋、君、なのか…(悩)
 『アキ…、なに?』と、『アキフミ』さんと呼べない私が聞いていいのか、と。

 この曲、飛ばしちゃおうかな…、と思って聞いたら、  
 これがまた良かった!
 
 ちゃんと弁慶さんとは違う人が歌ってる〜、ってわかる歌なんです。
 
 遙か全般に言えるお話かな、と思うんですが、時代背景もあるのだけれど、
 遙かのキャラソンは英語とか横文字とかほとんど使ってないなあ、と。
 とても綺麗な日本語がいっぱいで、嬉しかったです。
 
 ──── うーん…。何度聞いても弁慶さんの声じゃないんです。別人です。彰紋さんの声なんです。
 この曲を聴いて、遙か2をプレイしよう、って思い立ちました
■満月の夜は媚薬(武蔵坊弁慶)
 荒法師が媚薬?
 と真剣に思った曲(笑)
 アップテンポの素敵な曲ですね〜。
 ネオライ Winter 2005 のDVDでリアルに歌っているお姿を見たのですが、すごい色気を感じました。
 弁慶さんの殺し文句、
 『…君はいけない人ですね』
 が曲の中にちりばめられています。
 活用形として、
 
 ・君は可愛い人ですね。
 ・君は優しい人ですね。
 ・君は気高き人ですね。
 
 があります。なんとかお話の中に入れていきたいな♪
■宵闇と秋風の薫物合を(彰紋)

 優しい、可愛い歌です。
 途中で、『…あっつん?』と思いたくなる、笛の音が入りますが、それもまた素敵です。
 
 穏やかな優しげなキャラなのに、なぜか歌詞はいろいろ色っぽい。
 歌い方も色っぽいです。
 
 ・ふたりの身心がふわり 混ざり合う夢を見ている。
 
 …『混ざり合う』かあ…。英語で言ったらとても簡単なこと。だけど、日本語で言うと奥行きがあるというか、
 深読みできて、好きです。
■紫陽花の残夢で会いましょう(武蔵坊弁慶)

 タイトルを聞いたとき、最初に思ったのは、
 残夢 って?
 でした。残夢…。残務整理の残務?(違う)

 「ザンム」と聞いて、「残務」しか浮かばない私って世知辛いわ…、と思って調べてみると、
 『残夢…見残した夢。目覚めてからも、なお心に残る夢。また、明け方近くにうとうとしながら見る夢。』
 だそうです。

 『十六夜』の帰りなさいのシーンを歌い上げているのですね。
 終戦前夜や、最終戦の時、どんな気持ちで望美ちゃんに『帰りなさい』って言ったのかなあ、と(>_<)
 
 十六夜EDではわからなかった弁慶さんの心情がすごくよくわかって、何度も十六夜ルートをプレイしました
 
 ・帰りなさい。幸せに。
 ・帰りなさい。遠く幸せに。
 ・そして、残夢で会いましょう。
 
 孤独に一人で何もかも背負い込む人なんですね…。
 なんでだろう。要領の良い人なのに。
 望美ちゃんに関してだけは不器用な人なのかな?(←萌えポイントです)

 歌詞の中に、
 
 ・僕のものにならないで。
 
 っていうのがあるんです。
 これを聞いて、カーーーン、と(笑)  
 望美ちゃん、ヴァー○ン、決定。
 
 そっか。弁慶さん、手を出さなかったのかあ…(残念)

 やり慣れてそうだなあ、って思ったのに。
 京の怨霊退治のとき、さらりと、初対面の女房さんに、
 『愁眉も麗しい方』
 って言ってるのを聞いて、ああ、この人、女性を懐柔するのも上手そうだ、って確信してるんだけど。
 そうか…。
 ──── 望美ちゃんに関してだけは不器用なのね…(←ますます萌えポイントUP)
■ひとつきりの薫物(彰文さん語り)

 イソイソ メモってみました。
 甘松(カンショウ)だとか、甲香(カイコウ)だとか、耳から聞いて調べてみました。
 いいなあ、香合わせ、したいなあ。京都に行きたいな

 「こんにちは。先日、香を会わせる話をしましたよね。
 興味があるかと思って、香の材料を持ってきたんです。
 良かったら、練り香を作るところを、ご覧になっていただこうと思いまして。
 ふふ、関心を持ってもらえて嬉しいです。
 今日は沈香や丁子で基本となる香りを作ってきました。
 これに香料を足して、香りを作っていくんです。
 それは甘松(カンショウ)ですよ。
 甘松だけの香りだと少し強すぎるのですが、合わせると趣が出るんです。
 ほら、香りに深みが増したでしょう?
 さらに、麝香を少し合わせて、甲香(カイコウ)で整えると、どうです? まったく違った香りになったでしょう?
 気に入っていただけてよかったです。
 この練り香ができあがったら、あなたに差し上げようと思っていましたから。
 香を合わせるときはどんな香りにするか主題を決めて配合するものなんです。
 この香の主題はあなたに似合う香、でしたから。こちらで仕上げようと思ったんですよ。
 熟成が終わったら受け取っていただけますか?
 そんなに喜んでいただけるなんて、僕もすごく嬉しいです。
 これからも僕に出来る精一杯でお力になりますね。
 大好きなあなたの笑顔は何にも勝る、僕の喜びだから」
【感想】
 記念CDです。遙かの世界にようこそ! なフラグが立ったCDです。
 
 十六夜EDの弁慶さんにハマり、しばらく放心状態だった私にお友だちが、
 『宮田さん、歌も上手なんですよ? 遙か3の弁慶さんなら、この3曲を押さえておけばいいかと』、と、

 ・玲瓏なる覚悟よ
 ・満月の夜は媚薬
 ・紫陽花の残夢で会いましょう
 
 を教えてくれたんです。

 とにかく、キャラソン、という枠を越えて、とても素敵なCDだったと思います〜。
 『玲瓏なる覚悟よ』、大好きな曲になりました
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