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*...*...* 三国恋戦記 ドラマCD 『雪山の夜』 *...*...*
 やっぱり三木さんってば最高でしょ? とばかりに、久しぶりの感想UPです。
 勝手な言い草ですが、玄徳さんって、どうして爆発的な人気がナイのだろう、と考えてみました。
 イケメンだし、頼りがいあるし。人徳も仁徳もある人で。
 一途な、真っ直ぐないい人です。
 なのに、どうして、この玄徳さんが、ちゃらんぽらんな師匠や、マダオの孟徳さんの後塵を拝しているのか!(ダン!)(←机を叩く音)
 とポが、玄徳さんに代わって訴えたいw
 このCDもとても素敵でした。玄徳さんの誠実さや、優しさが伝わってきて、
 『この人なら、花ちゃんを嫁に出せる!』(←視点は花ちゃんの母)
 って思いましたもの。──── 少しでも玄徳さんの素晴らしさが伝わりますように
 
 このお話、全セリフが大型公式本に書き下ろしされているので、わざわざ書き起こさなくても、と思ったのですが、やっぱり良いセリフというのは心の滋養w なにかの折りにふと浮かんでくるセリフが、心の支えになったりもするので、素敵だなと思ったセリフを書き出しています。
 
 ストーリーとしては大きく三部立て。
 
 プロローグ:益州からの帰り道
 本編1:雪山の夜
 本編2:熱のある花ちゃん
 
 では行きます〜。
 
 ■プロローグ:益州からの帰り道
 全体の1/8くらいの短い章です。本当に、さわり、という部分。
 益州との交渉からの帰り、玄徳さん、雲長さん、翼徳さん、芙蓉姫、それに花ちゃんの5人で吹雪の雪山を歩いています。
 雲長:「思ったより優位に交渉が進められてよかったですね」
 玄徳:「…そうだな。孔明が言っていたように、あいつを連れてきて正解だった」
 雲長:「伏龍の弟子というだけで、相手は肝を潰すようですから。でも玄兄は連れてくることを反対していましたが」
 玄徳:「まだこのあたりは道が整備されていない。あいつには厳しいだろう」
 芙蓉姫:「あら? あの子は今までの行軍も付いてきたんですよ? 玄徳さまは今までにもまして彼女に甘くなったようですね」
 
 はい、ここまで。ツッコミどころ満載です!(←嬉しそう)
 ・『孔明が言っていたように』? へえ…。師匠、玄徳さま花ちゃんの2人を間近で見るのがイヤだったのかな…。イヤなんだ…。案外、花嫁の父親のような優しさで、見守ってくれるかと思ったけど、違うのね。
 『……ボクがいつも余裕があると思ってるなら、それは君の間違い』(ため息)
 とかなんとか言いそうな感じ…(妄想全開)
 ──── いつか、自分の中でそっと折り合いをつけていくのかなあ(不憫な)
 
 ・肝を潰すような、鬼神のような働きぶりだったのね、花ちゃんw
 ・そっか、ますます花ちゃんに甘々になったのねw
 
 とこの短いお話の間に脳内だけは忙しく妄想していたら、花ちゃんがうっかり崖から転げ落ちてしまい、それを助ける玄徳さん。
 その崖は登り切ることができないくらい高低差があったことから、花ちゃんと玄徳さんは近くの洞穴で一晩を過ごすこととなりました。
 
 ■本編1:雪山の夜
 気を失った花ちゃんを玄徳さんは軽々と抱き上げ、洞穴へ。
 「巻き込んでしまってごめんなさい」
 と謝る花ちゃんに、玄徳さんは全く動じていません。
 「今度はちゃんと助けられて良かった。手の届かないところではなにもできないから」
 長坂橋で孟徳軍に捕らえられたとき、なにもできない自分を歯がゆく思っていたのでしょうね。
 今は、嬉しい、とそう言ってくれる玄徳さんがとても好きです。
 だけど、これは玄徳さんにとっては前哨戦w
 好きな女と二人きり、というシチュエーションは、辛抱の時間でもあります(←嬉しそう)
 
 寒そうな様子の花ちゃんに上着を渡す玄徳さん。
 申し訳ない、という花ちゃんにどうしても暖まって欲しいのでしょうね。
 じゃあ、二人で羽織ればいい、と寄り添っています。
 そこで玄徳さんは花ちゃんに熱があることを知ります。
 
 「やっぱり熱があるじゃないか。ふらふらしていたのもこのためだったんだな」(←厳しく問い詰める口調)
 
 思わずごめんなさいと謝る花ちゃんへの返事がまたよかった
 
 「いや、怒っているんじゃない。気づけなかった自分が情けないだけだ」
 
 もう、どうしよう…。ポがときめきましたw 花ちゃん、愛されてるなあ…
 (人生を)任せて安心、玄徳さん(あれ? 五七五?)な感じが愛しい。
 玄徳さん、花ちゃんがいなくなったらどうするのか…。
 
 「緊急事態だ。我慢してくれ」
 と言って玄徳さんは花ちゃんを抱きしめます。
 「重たいはずがないだろう? 俺はそんなにひ弱に見えるか? お前一人くらいならいくらでも支えられる。だから安心して頼ってくれ」
 
 このセリフも素敵だったなあ…。これって身体の大きなキャラだからこそいえるセリフかなあ、って思うのです〜。
 案外元譲さんが言ってくれても素敵かも。だけど元譲さんはこんなに饒舌じゃなく、木訥とした口調で言ってくれるのかな。それも素敵ですね。
 『そ、その。なんだ? お前が心配することはない。……俺を頼ってくれ』
 くらいかなあ…。うう、なんか、不満。元譲さんSPを見てこなくては
 
 熱が高いこともあって、こてんと眠り込む花ちゃん。
 そのあとは、玄徳さんのモノローグです。
 
 「俺はお前が必要なんだ。普通の娘のように平穏な暮らしを約束できる男もいるだろうが。
  俺はまだそれを与えてはやれない。民が安らげる世の中になるまでは。
  それでも、そばにいてほしいという気持ちをお前は許してくれるだろうか?」
 
 げ、玄徳さん…。こんな甘い声で言われたら、こっちが泣いてしまいそうです(>_<)
 
 とはいえ、どうにもムラムラが収まらない玄徳さんw
 抱きしめて、口づけて、でも熱があるからと諦めてを繰り返したあげく、吹雪の中へ頭を冷やしに行こうとしています。
 
 「俺が正気でいられるうちに、早く朝がきてくれ!」
 
 と最後は雄叫び(不憫な)でもそこが可愛い、と言ったら、玄徳さんに失礼かな。でもこんなところが愛しいです。
 
 ■本編2:熱のある花ちゃん
 さて、無事帰城した花ちゃん。
 雲長さんが力持ちの翼徳さんに、花ちゃんを運ぶように指示すると、玄徳さんはあっさり、
 
「いや、大丈夫だ。俺が連れていく」(意訳:「悪いが、お前には触らせられないんだ」)
 
 と花ちゃんを手伝から自室に運びます。
 そして熱が出てきた花ちゃんを甲斐甲斐しく看病。
 私自身は、翼徳さんみたいに一人で傷をなめながら寝込むのが好きです(誰も近づかないで、って感じですw)が、こういう看病ネタってとても好きですどのカップリングでも好きだし、キャラが寝込むのも、花ちゃんが寝込むのも(キャラや花ちゃんには申し訳ないけれど)、とても好きです。
 で、今回は花ちゃんが風邪っ引き。玄徳さんが看病する、っていうシチュになります。
 
 熱が高い花ちゃんに、『濡れた布でも持ってきてやる』と席を立とうとする玄徳さん。
 花ちゃんがその手を握りしめます。
 
 「こんなときくらいしか甘えてもらえないのが残念だが。
  なに? 俺の声を聞いていると眠くなる? 俺ならずっとそばにいるから安心して眠ってくれ」
 
 とそこへ使用人さんが羮を持って部屋に来ます。
 玄徳さまがいらっしゃるとは、と恐縮する使用人さんに、あとは俺がやるから、と。
 今度は親鳥のように花ちゃんに羮を食べさせる玄徳さんです。
 
 「あーん、…いい子だ。食べられそうか? それならよかった」(←お声のトーンが神)
 
 とそこで玄徳さん、花ちゃんが泣いていることに気づきます。
 (以下はセリフばかりになります〜)
 
 「そうか……。家族の夢を。
  情けないな。お前を泣かせたくないのに、どうしていいのかわからない。
  ……涙まで熱いな。(←萌えました)
  お前を見ていると当たり前のように愛されて育ったのがわかる。
  きっとお前の両親から見たら、俺は大切な娘をさらった極悪人だろう。
  でも、お前を離すことができないんだ。
  傷つけたくない、泣かせたくない。そう思うとどうしていいかわからなくなる。
  俺がお前のことをどんな風に思っているのか知られるのが怖いくらいに、お前を求めている。
  ……もし離れるときがあるとすれば、それはお前が俺に愛想を尽かしたときだけだろう。
  それはない、と言ってくれるのか? そうなら、俺たちが離れるときなど永遠にやってこない」
  
 ますます熱が上がりそうなんですが!(ポ、心の声)
 
 「……俺はずっとお前のそばにいる。不安も悲しみも、全部俺に受け止めさせてくれ」
 
 というところでEDとなります!
 
 ■感想
 とにかく玄徳さんの誠実さが凝縮されているCDです(幸)
 看病ネタかぁ…。この時期って、ED後婚姻前、になるのかなあ。
 現代のお話は、結婚を待ってソウイウコトをする、というシチュはあまりナイからかなあ。
 気持ちは痛いほど通じ合っているのに、まだソウイウコトをしていないムラムラ感というのか。
 『玄徳さん』と『ムラムラ』っていうのはすごくよく合うなあ、なんて思います。
 玄徳さんがムラムラしながら看病する、っていうシチュ、とても素敵でした。  
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