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*...*...* 三国恋戦記 コミック 3巻の感想 *...*...*
 2013/05/15発売の三国恋戦記3巻の感想、行きます!
 アニメイトで購入したら、1枚、ぴらっと、shortshortのような小咄が付いていて、ちょっとラッキー。
 こういう小さなファンサービスって嬉しいなあ、って思います。
 
 お話は、1巻が玄徳軍篇、2巻は孟徳軍篇、なら3巻は仲謀軍篇…、と言い切りたいところですが、
 半分くらいまでは、孟徳軍にいる花ちゃんと、花ちゃんを案じる玄徳さんのお話。
 後半のウチの半分は、花ちゃんを教え導く師匠のお話でした。
 そしてポの独断では、3巻は、師匠の章!とにかく師匠の言葉の裏の裏を読んで勝手に悶えてました。
 
 
 お話は、孟徳さんと一緒に長江を渡る花ちゃんのシーンから始まります。
 
 孟徳:「あいにくの天気なのが残念だなあ。晴れていたら桃が流れてくるのを見つけられたかもしれないのに
 花:「桃……? 半分って……っ!?」(はっ)
 孟徳:「まあいいんだよ。俺は面白かったから」(さらり)
 
 とイチャついているところに申し訳なさそうな元譲さん登場w 仲謀軍が攻め込んできたという一方を携えてきます。
 孟徳:「ようやく戦う気を見せたか」(キラン)(←今回の見せ場その1)
 超イケメンの孟徳さんが、赤い(←ポの妄想)衣を翻して微笑んでいるシーンが素敵でした。
 「ま、挨拶代わりにはちょうどいいでしょう?」(にこ)(←今回の見せ場その2)
 軽いジャブをカッコよく決めた周都督さんもまた、にこやかな笑みでグレー(←ポの妄想)のマントを翻しています。
 
 一方で孟徳軍と仲謀軍の戦が始まったことを知った玄徳さんのモノローグが始まります。
 
 玄徳:「あれほど花を助けると息巻いていたのに、結局俺は何もできなかった。まったく情けない」
     「よく考えると花はそれほど長く居たわけでもないのにな。
      いつのまにか俺たちにとって大切な存在になっていたと思う」
     「俺は知りたい。今度こそ、あいつが何を思い、何を求めているのか!」
 
 玄徳さん、いい人だわ…。でもなぜかアニキポジション。なぜなんだろう…(悩)
 
 孟徳軍が負ける、という事実を何度孟徳さんに伝えてもわかってもらえないと悟った花ちゃんは、仲謀軍に行けば何かがわかるかも、と、単身、舟で仲謀軍へ向かいます。
 モデルさんみたいな公瑾さん(花ちゃん談)
 まるで童話の王子様みたいな仲謀さん(花ちゃん談)
 の2枚看板の登場です。
 
 花:「仲謀さん」
 仲謀:「仲謀様、って呼べって言ってんだろ!」
 花:「…様。なにか用ですか?」(ツンデレ)
 
 という感じでとにかく仲謀さんと花ちゃんの掛け合いが楽しい!
 もしかしたらゲーム以上に面白いかもしれません(≧▽≦)
 
 仲謀:「なんだ、この貧相な女は?」
    「無礼な女だな」
    「見た目どおりだろうが。このちんちくりん!」
    (↑どうでもいいですが「ちんちくりん」って差別用語で使ってイケナイ言葉かと思ってました…。大丈夫なのね)
 
 と散々失礼なことを言っていた仲謀さんも、花ちゃん発案の10万本の矢を手に入れる策を知ると、
 
 仲謀:「そういや、お前名前、なんていった?」
 花:「山田花です」
 仲謀:「花か。いいだろう。覚えておいてやる」
 花:「別にムリして覚えてくれなくていいですけど
 
 というやりとりが何回も垣間見られて良かった〜。
 あず先生はもしかしたら、仲謀さんがお好きなのかな…。いや、玄徳さんも孟徳さんも師匠も、とても素敵に書かれているから、恋戦記がお好きなのかなあ、って思います。
 
 「お前は何のために戦っているんだ?」
 
 という仲謀さんの言葉にはっとする花ちゃん。
 そうだ、私は何のために戦ってるのだろう。戦をなくすため? 人が死ぬのはもう見たくないから?
 
 仲謀:「お前はヘンな女だな。戦いをなくせるのなら、劉玄徳の下でなくてもいいことになる」
 
 そうなのかな。そうかもしれないな。最初に出会ったのが玄徳さんじゃなかったら、今、こんなに苦しく感じることはなかったかも知れない。
 花ちゃんは玄徳さんの元を離れたこと、元に戻る機会があったのに、(孟徳さんに本を預けていたことが理由だけど)、戻らなかったことを悔いています。
 
 とそこへ、また、神出鬼没な師匠が登場!(≧▽≦)
 玄徳軍に戻りたいけど戻れない。そんな花ちゃんの葛藤を察している師匠は淡々と語ってくれます(≧▽≦)
 
 「君はどうしたいの?」
 「…ボクは信じているよ、君の意志を。正直言うと、ボクは君がどこを選ぼうがかまわない。
  君が、何を、誰を選ぼうと、ボクは、その誰よりも君の味方だ
 
 ──── どうしよう…。ときめきすぎて悶絶しそうです…(>_<)
 
 そうなんだよね…。師匠は最後まで花ちゃんのことを少し遠くで見守っていてくれる。
 けっして自分の意志を押しつけることなく、最後まで花ちゃんの意志を尊重してくれている。
 そんなところがとてももどかしくてとても好きです。
 
 
 なんとか戦いを避けたい。
 そう念じつつ花ちゃんが目にしたのは、火計が成った赤壁の戦いでした。
 ──── というところで3巻が終了です。
 
 
 一言で申し上げるなら、
 
 ・公瑾さんの美形っぷり。
 ・仲謀さんと花ちゃんの掛け合い。
 ・悩める玄徳さん(落ち込んでいる男の人、好きです)
 ・飄々と、でもちらりと本音を見せた師匠
 
 がとても素敵な3巻でした(一言じゃない…)
 
 次巻もとても楽しみにしています!  
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